ザンビアでは外国貿易が完全に自由化 されました。また、貿易の手続きと文書交付は簡素化、標準化されました。さらには、農業，製造業、鉱業、手工芸品といった分野での非伝統的な輸出製品の販 売を促進することも始めました。このような非伝統的な輸出品は、銅やコバルトのような伝統的な輸出品と比較しても、満足のゆく成果を示し続けています。
　
ザンビアの主な輸出品には，コバルト，コンプレッサー潤滑油、銅、綿、切り花、電化製品、電気部品、堅材、鉛製品、鉱物製品、石灰があります。主な輸入品 は資本財（機械類など）、化学製品、原油、肥料、石油製品、原材料です。
　
ザンビアの主要な貿易相手国は、ドイツ、イギリスといったヨーロッパの国々、日本、インド、サウジアラビア、エジプト、タイです。南部アフリカでは、南ア フリカ、マラウイ、ジンバブエ、タンザニアで、最近になって、コンゴ民主共和国も加わりました。
貿易自由化推進の一環として、輸出許可が要らなくなりました。たいていの商品には輸出許可が必要ですが、商業銀行がその正式な手続きを行います。ホワイト メイズ（トウモロコシ・主食）等の農作物の輸出品では、国内の供給が不足している時に制限される場合があります。輸入許可は、統計をとるために必要であ り、商業銀行によって発行されます。
　
ザンビアでは民間分野の発展に適した関税率政策の変更を続行しています。輸出の競争を強化するため、また、近隣諸国の市場価格と同等の価格で投入を提供す るため、関税率を最大100％から25％まで引き下げました。現在最も基本的な原料に対しては0〜5％です。半加工製品に対しては15％です。完成した製 品や資本財に対しては25％です。関税対象の内約60％の物には、15あるいは２5％の税率がかかり、関税対象の約20％の物に対する税率は0になってい ます。
2003年の対外分野は、予想より良い結果が出ました。国の貿易関連では、2002年ではマイナス7.1％だったのに対し、7.0％の成長が認められまし た。この貿易関連が上向いた理由は、金属価値の上昇によるところが大きいです。総輸出額が上昇した他の要因としては、非伝統的製品の輸出が、力強く成長し たことにあります。その売上高は、14.0％増え、4億7百万ドルに達しました。

国 際機関の会員

ザンビアは下記の国際機関のメンバーです。南部アフリカ開発共同体 (SADC)、東部及び南部アフリカ共同市場(COMESA)、アフリカ連合(AU)、国連、世界貿易機構(WTO)、アフリカ開発銀行(AfDB)、世 界銀行です。

SADC	COMESA	AU	UN	WTO	AfDB	World Bank